四十代税理士日常日記

備忘を兼ねた日記です。内容は私見です

消費税増税後の申告書新様式がe-Taxソフトでひっそりリリースされていた(!?)

3月決算の会社もそろそろ決算も落ち着いてきた頃ですかね。。

今回は長かった・・・連休で少し疲れ癒えたと思ったらその後の激務で余計調子悪くなった方も多いのではないでしょうか・・・

 

そして決算終わったと思ったらすぐやらないといけないのが現進行期の処理・・・

今期は消費税上がるし軽減税率も入るし、絶対に申告書のフォーム変わるけどどうなるんだろ・・と思って国税庁のページを見てもどこにも無い。

まだ準備できないかーと思いつつ3月決算の消費税の電子申告をやろうと思ってe-Taxのソフトをあけたら・・・

 

あったーーー!

 

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マジなのか・・?と思ってひらいてみたらけっこうそれっぽいのがでてきた・・・

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これを信じて準備していいのか怖かったので、電話相談センターに聞いてみたところ大丈夫との事だったんですが、

まだ国税庁のHPで様式リリースされていない点が怖い。。。

 

でも参考にはなりそうなので自己責任で活用しましょう!

古いバージョンのe-Taxを使ってる場合の改元に係る電子納税の対応

10連休も終わり、また日常が戻ってきましたね!

3月決算の開示準備や監査対応で休めなかった方々もいらっしゃることでしょう・・

休めたとしても、5月の第一営業日が7日ってことでバタバタしてる経理会計税務関係者はかなりの数に上るのではないでしょうか・・・

 

私は特に源泉納付に困りました。。。10日に納付するのに第一営業日が7日って・・・

自分だけで作業が終わるんなら休みに出てくればいいだけの話ですが、お客さんが休みだからデータが7日以降にしかもらえない・・・・

 

そんな中、改元に係わる話でこんな質問がありました。

 

「5/10に源泉をダイレクト納付で払いたいんだけど、e-taxのバージョンが古くて元号が平成しか選べない。大丈夫かな?」

 

そこの会社さんはシステム管理がきっちりとしており、ソフトのバージョンアップはすべてシステム部の人を通す必要があるので、今すぐにはバージョンアップできないとのこと。

 

国税庁のサイトには、「納税者の皆様方からご提出いただく書類は、例えば平成31年6月1日と平成表記の日付でご提出いただいても有効なものとして取り扱うこととしております」と書いてあった↓

www.nta.go.jp

 

のでたぶん大丈夫だろうと思いつつ、「書類」としか書いてないので電子納税は違ったら困るな・・・と思いe-Taxヘルプデスクに電話で確認してみました。

 

 

結論:「平成31年」と入力されたものはシステム上で「令和元年」と読み替えるのでOKとのこと!!!

 

なので、「平成31年5月10日」と入力すれば問題なく納税できるとのことです。

よかったーーー

 

新元号対応電子申請プログラムリリース・源泉納付書の書き方についてのお知らせ公開

4月はあっという間ですね・・・

気づいたら平成もあと一週間!!

「令和」ステキな元号でとても楽しみですが平成も好きだったから名残惜しい。

 

しかし仕事上では感傷に浸っている場合ではなく諸々対応しないといけない!

 

まず、社会保険関係の申請について。

電子申請する人のための「届出書作成プログラム」の、新元号対応の新しいバージョンが公開されました!

令和元年5月1日からの申請はこれを使ってくださいとのことです!

↓このページに公開されています。

www.nenkin.go.jp

 

紙で申請する場合は、お手元にある旧元号のものでの申請もOK(できるだけ元号部分を修正してほしいそうです)とのこと。

 

www.nenkin.go.jp

 

 

そして、国税庁からは源泉所得税の納付書の書き方についてのリーフレットがでています。

 

www.nta.go.jp

 

今までの納付書も使えるし旧元号部分の修正は不要とのことです。

例えば令和元年5月1日だったら「010501」と書けばいいらしい。

新しい元号が書かれた納付書は10月ごろに発行されるそうです。

 

他にも色々あると思いますがその都度調べて対応していかないといけませんね。

選挙ビラを読んで一人で怒っていた話

 ありがたいことに、去年書いた下記のブログへのアクセス数がここ数日増えています。

 

www.nekomage.world

 

もうすぐ統一地方選だからでしょうね。

どおりで最近駅前に立ってる人とかポストに入れられてるビラとかが多いわけだ。。。

 

そういえば先日、ポストに入っていたビラを見ていたら、消費税増税反対を唱える地方議員のものがありました。

反対でも賛成でも、主張は様々で結構なのですが、その内容が、明らかに住民の利益よりも自分たちの主張を優先したものでちょっと悲しくなって一人で怒ってしまった。

 

チラシやビラは、正直言ってゴミだけど、ポストに入っていたものはしっかり読んで、住民を尊重して、しっかり守ってくださるような方を選挙で選びたいと改めて切実に思ったできごとだったので書き残します。

 

(以下、個人が特定できないようフェイク有)

その方の主張はざっくりいうと、

 

1)事業者の消費税納税額が1.25倍になる。売上2,000万円の製造業の事業者が簡易課税制度を使った場合、8%のときは48万円の納税だったのが10%になると60万円になってしまう。

2)現時点で増税・軽減税率の対応を行っていない事業者が9割もいる

3)レジや会計システムの改修に金がかかり、事業者は困っている

4)それを解決する一番の方法は、増税反対の声を上げることである

 

というものでした。

4)を見たときは変な声出た・・・

 

2)と3)は現状認識としてはおっしゃるとおりだと思います。

でも、議員がこの困った現状を把握した上で、単に消費税増税反対のネタに利用するだけなのはあまりにお粗末ではないでしょうか?

本当に住民の生活のことを思うのであれば、反対の主張をしながらも、

・対応を行っていない人のために国税庁の軽減税率説明会を案内する

・軽減税率対策の補助金制度を紹介する

など、できるだけ住民が困らないように手助けをするべきでは??

それがないと住民の深刻な悩みを政争の具に利用しているだけのようにしか思えません。

 

また、1)は巧妙にミスリードを誘っていますよね。

確かに消費税納税額は1.25倍になるでしょう。納税額はね。だからウソは言っていない。

しかし事業者の手元に残るお金については違う。

だって、売上にかかる消費税は、お客さんに請求しますよね?

請求したものを納税するだけなので、事業者の懐は痛まないはずです。(もちろん、入金タイミングと納税タイミングがずれるので資金繰りの管理はきちんとしなければいけませんが)簡易課税の場合はむしろ得する可能性だってある(後述します)。

それを、事業者が損するという例に出してくるところに非常に違和感があります。

 

そりゃもちろん、増税分の消費税をお客さんに請求できない、といった問題が起こることはあるでしょう。

でもそれは、消費税の増税のせいではありません。国はちゃんと、消費税の転嫁拒否を禁ずる法律を定めています。

それなのに請求できないのは客が法令違反をしているせいです。

論点を混ぜてしまうとぼやけてしまって結局何も解決しなくなってしまいますので、

それについては増税の問題とは切り離し、

法令違反として正しく批判する必要があると考えます。

 

批判と同時に、相談窓口を案内するとか、議員ができることはいくらでもある。

www.jftc.go.jp

 

そして、簡易課税制度を採用している事業者は、増税によってむしろ手残りは増えて得するケースも多いです。

 

簡易課税制度というのは、簡単に言うと

一定規模以下の事業者の負担に配慮して、

消費税の納税額を、単純に

「課税売上にかかる消費税 ー 課税売上にかかる消費税 × 一定割合」

で計算していいですよ。という制度です。

(本当は、「課税売上にかかる消費税 - 課税仕入・経費にかかる消費税」を個別に全部計算する必要がある)

www.nta.go.jp

 

個別に計算するのが大変だから簡易課税を採用している事業者もいますが、

個別に計算した結果よりも簡易課税を採用した結果のほうが納税額が少ないから簡易課税を採用しているという事業者も多いです。

 

例えば、課税売上が2,000万円で課税仕入・経費が1,000万円の製造業の事業者の場合を想定します。

<原則どおり計算した場合>

お客さんに請求する消費税額は、8%のときは160万円、10%になると200万円になり、

仕入・経費にかかった消費税額は、8%のときは80万円、10%になると100万円。

 

納税額は、8%のときは160-80=80万円、10%になると200-100=100万円

で、これは、手元に残った消費税をそのまま納めているということになります。

 

<簡易課税で計算した場合>

製造業の場合は、簡易課税の計算上は課税売上にかかる消費税の「70%」を課税仕入・経費にかかった消費税とみなして計算することになっています。

 

納税額は、

8%のときは 160万円 - 160万円×70% =48万円

10%のときは、 200万円 - 200万円×70% = 60万円

 

になります。

先ほど原則どおりの計算で算出した手元に残った消費税との差額を出してみると、

8%のときは 80万円 - 48万円 = 32万円

10%のときは 100万円 - 60万円 =40万円

となります。

手元に残った消費税と納付した消費税の差額は事業主のものになります。(事業の利益として、所得税又は法人税は課税されます)

つまり、10%になった後のほうがトクするということです。

 

これを増税の弊害としてしまうのは悪手

・・・・というか、住民が消費税の制度を詳しく知らないと思って舐めて、ワザとやっているとしか思えません。

 

舐める奴が一番ダメだし許せないという思いが一番大きいですが、

こうやって舐められてしまうのは、消費税の制度を周知できていない国税当局や我々税理士の責任でもあり反省することしきりでありますし、

住民を舐めるような奴を議員に選んでしまった我々住民の責任でもあります。

 

地方議員選挙はよくわからないし、関心が薄くなりがちですが、一番身近な存在でもありますのでしっかり考えて選ぶ必要があると改めて思いました。

 

 (注)私は消費税増税に反対すること自体がダメだとは思っていません。現実的に正しく反対してほしいという話です。私も仕事だから対応してますが軽減税率には内心反対・・・

 

特に首長は影響がでかすぎる。

耳障りのいい、変革!身を切る改革!というようなものに流されず、

また、年齢性別多選新人などの二次的な外的要素は横においておいて、

本当に地域のことを考えている、地域のための政治を実現できるのは誰か?

というのをしっかりと考えたいと思います。

 

第14回特別研修・紛争解決手続代理業務試験(特定社労士試験)の思い出 最終回~参考図書 その他過去問など~

特定社労士試験の思い出シリーズ最終回です。

お読みいただきありがとうございました!!

 

特定社労士試験を受けるにあたって自分で買った本の感想を書きます。

 

1.過去問系

基本的にはこの2冊しかないみたい。

特定社会保険労務士試験過去問集 第14回(平成30年度)試験対応版

特定社会保険労務士試験過去問集 第14回(平成30年度)試験対応版

 

上記は、昔のやつは附属のCD-ROMに入っていて、第1回から最新のものまで全部網羅されていました。

 

平成29年版おきらく社労士の特定社労士受験ノート

平成29年版おきらく社労士の特定社労士受験ノート

 

 

上記は「受験ノート」というタイトルで基本的には受験参考書ですが過去問も一部掲載されています。(この本にのってないやつも作者の方がブログに掲載してくださってたりします)

平成29年版までは紙で出ていて、30年版からは電子書籍オンリーのようでしたので、アナログ人間の私は紙のほうが読みやすい と思って29年のやつにしました。

また、倫理については現状、市販ではこの本しか参考書がないといっても過言ではない・・

 

 

 

 

しかし困ったことに、この二冊の模範解答が真逆のときがあるんですよね・・・特に倫理

私は、過去問を解いた後、この二冊の模範解答を見て答えあわせをするという勉強をしていたのですが自分があってるのか間違ってるのかわからないときが多々あり困った・・・

おきらく先生は倫理はなにがなんでも「受任できない」で攻める方針だし・・・

でも過去問で一個「受任できる」にしてるやつがあっておおっと思った。それは相当受任できる度が高いんだな・・・

 

あと、巷のブログ等で、「連合会はこの二冊の参考書を嫌っててゼミナールでこれを見たっぽい発言をしたら怒られる」と見たことがありますが別にそんな感じはしなかった。地方によるのかもしれませんが・・・・

でもまあ、勉強の場で自分の見解を求められているのに本に書いてあることを丸覚えして発言するのは、これらの本にかかわらず怒られても仕方ないんじゃないかなーと個人的には思います。。。

 

 

あとこれは自分の受験時には存在を知らなかった本ですが、過去問だけじゃ物足りない人はこういうのもいいのかもしれません。

 

特定社会保険労務士試験実戦模擬問題集

特定社会保険労務士試験実戦模擬問題集

 

 

また、家で過去問をチマチマとくより社労士試験のときのように教わりながら勉強したい方は、

受験予備校で開講されている講座を受けたり、

特定社労士合格講座 - 社会保険労務士|LEC東京リーガルマインド

 

社会保険労務士協同組合で開講している有料講座を受けたりするという手もあるようです。(案内が会報と一緒にきてました)

 

私も過去問を一人でやってて、いまいち勉強のやり方がこれでいいのかわからず「協同組合の講座受けとけばよかった・・・」と思いました。

 

 

 2.事例問題対策系

 

2ちゃんかどこかで勧められてて買ったこの本がけっこう当たりでした。

改訂版 個別労働紛争あっせん代理実務マニュアル

改訂版 個別労働紛争あっせん代理実務マニュアル

 

 

事件の種類ごとに、申請書や答弁書の記載例と「なぜこのように書くか」が解説されています。

特定社労士試験では、申請書を書くことを想定した問題が出るのでこれを読んでかなりイメージしやすくなりました。

グループ研修で申請書や答弁書を書くときにもお世話になった。

 

最初は事例と記載例を淡々と解説してるだけの本かと思ったら 、

作者の先生の特定社労士としての熱い思いがところどころにあふれたエモーショナルな文も多く、自分が特定社労士になったときのイメージトレーニングにもよさそうです。

 

 

 あとはゼミの先生にすすめていただいたのがこちら。

労働事件審理ノート第3版

労働事件審理ノート第3版

 

 

これは、「裁判」になったときの手続きの具体例が書かれており本当にシンプルな本です。

今回の試験の対象となっている「あっせん」についてではないので、ここに書いてあることを丸覚えして試験で書いたらダメだと思いますが、

「あっせん」は「裁判」になる前に行うものであることを考えると、裁判になったときを想像して業務にあたるのは必要なことで、そのための「客観的事実」のとらえ方の勉強にはとても良い本でした。

 

私は第1問の「あっせんの内容」対策で、この2冊を読みながらいろんな事例の「あっせんの内容」を単語カードに書いて電車の中で覚えました。

 

3.その他(倫理)

 

市販の本での倫理対策は前述のとおりおきらく先生のやつしかないに等しいのですが、全国社会保険労務士会が会員向けに開催している倫理研修の教材がかなり参考になる、

と試験おわってから聞きました!!!

倫理研修の教材とか5年に一回の受講義務の年しかまじめに見てなかったわ・・・

今回のやつは全国社会保険労務士会連合会の会報「月刊社労士」の2019年1月号に同封されてきていましたね。

連合会のページの「資料・頒布物」→「無料ダウンロード」のところにPDFもあります。

 

特定社労士試験も毎年どんどん難しくなってて、傾向も変わってきているので過去問だけじゃなくてこういうのも積極的に見ていく必要があるようですね。。。

 

以上です。

我ながら書籍代にかなり金をかけた試験でした・・・

元を取れる予定は今のところありませんw

第14回特別研修・紛争解決手続代理業務試験(特定社労士試験)の思い出 その4~参考図書 連合会から勧められる本~

特別研修の前に、テキスト等と一緒に参考図書の紹介の紙が送られてきます。

もしかしたら今年は変わるかもしれませんが、去年紹介された本について書きます。

 

私は全部使うのではないかと思って張り切って全部買ってしまったのですが、判例集以外は研修で使うことはほとんどありませんでした。

予習するときや答弁書・申請書を作成するときに一部参考にできて買ってよかったものもありましたがほとんど開いてないものもあります。でも実務でやるときは使うと思うので損したとは思っていません。

 

以下に書くのは私の個人的な感想ですので、実際にどれを購入するかは好みと財布との相談でいいと思います!

 

まず、研修で使った唯一といっていい本である判例集。

 

最新重要判例200[労働法] <第5版>

最新重要判例200[労働法] <第5版>

 

 

これは、グループ研修でほとんどの人が持ってて、当然のように「判例集の○○ページによると~」という発言が飛び交うほどのものでした。

グループ研修のテキストにある設問の元となる事件もたくさん載ってるしかなりお世話になりました。

 

次に、予習の参考となった労働法の基本書2冊。

 

まずは労働法を学問として勉強する人はみんな大好き菅野先生の本。

私は恥ずかしながら今回初めて「すげの」先生とお読みするのだと知りました。かんの先生だと思ってた。

労働法 第11版補正版 (法律学講座双書)

労働法 第11版補正版 (法律学講座双書)

 

 

めちゃくちゃ分厚いけどかなり盛りだくさんで読み応えがありました。

項目ごと(時間外労働とか退職とか有期労働契約とか多岐にわたる)に判例の考え方や学説について色々書いてあって興味深いのですがこれを読むのにハマると時間が足りなくなるので注意・・・

 

 

あと、菅野先生の本よりは薄くて比較的読みやすい荒木先生の労働法。 

 

労働法 第3版

労働法 第3版

 

 

同じ労働法の本でも作者が違うと微妙に違ってて面白い。 

 

私はこういう基本書が大好きなので予習の際はなるべく両方読んでましたが、そのせいか理屈っぽく考えてしまってグループ研修では「それは学者の人の意見だよね・・・」といわれる始末。。。

 

 

次に、「労働紛争解決」についての本2冊。

 

私はこれらはほとんど読めなかった・・・

紛争実務についての本で、事件の概要(退職無効とか)ごとに処理の方法が書いてあって、答弁書申請書の作成のときにちょっとカンニングしたりしました。でもむずかしい・・

 

労働紛争処理法

労働紛争処理法

 

 

 

労働関係訴訟の実務 (裁判実務シリーズ 1)

労働関係訴訟の実務 (裁判実務シリーズ 1)

 

 

ゼミの先生の中には、この「労働関係訴訟の実務」について「難しすぎるから今の君たちにはムリ」とおっしゃってた方もいらしたようです。そりゃ読めなかったわけだわ・・

 

第14回特別研修・紛争解決手続代理業務試験(特定社労士試験)の思い出 その3~研修の詳細感想~

 

税理士日記なのに特定社労士試験の話が続き恐縮ですが、

少しでも今年受講される方のご参考になればと思い、研修について軽くレポします。

 

1.事前に送られてくる資料について

 

研修開始の3週間ぐらい前に、社労士会から

・中央発信講義のテキスト

・中央発信講義のスライド集

・グループ研修・ゼミナールのテキスト

・日程表

・参考書籍のおしらせ

等が送られてきます。

 

特別研修についての感想をブログ等に上げてる方は結構いらっしゃって、

その方々は口をそろえて「テキストは事前に読んでおいたほうがよい」

とおっしゃってますが・・・

本当に読んでおいたほうがいいです!!

 

私は、諸先輩方のブログをあまりきちんと拝読しておらず、「テキスト」は中央発信講義のテキストのことだと思っており、それだけ一生懸命読んでいたのですが、

そっちより先に「グループ研修・ゼミナールのテキスト」を読んだほうがいいです。

 

「グループ研修・ゼミナールのテキスト」は、グループで討論する事例問題・倫理の問題や皆で作成する申請書・答弁書の元になる仮の事件の概要、および社労士法が掲載されています。

これに載っている問題、そして本試験を解くための知識を与えるために「中央発信講義」が存在します。

 

つまり、「グループ研修・ゼミナールのテキスト」を先に読み、今の自分ではわからないところ、もっと知りたいところをチェックし、

その後「中央発信講義」のテキストを読んで講義にのぞむべきだったのです・・・

 

とはいえ仕事もあるしそんなにしっかり予習できる人は少ないと思いますが・・・

 

下記は、中央発信講義のテキストの予習しかせず、「グループ研修・ゼミナールのテキスト」はグループ研修の一週間前にあわてて予習した者が書いた感想文ですので、

しっかり予習した人はこれとは違った感想になるはずということをあらかじめお伝えしておきます・・

 

2.研修の内容について

 

①中央発信講義(30.5時間)

これは皆で集まってひたすらDVDを見る会です。

項目は

・特定社会保険労務士の果たす役割と職責

・専門家の責任と倫理

・憲法(基本的人権に係るもの)

・民法(契約法、不法行為法の基本原則に係るもの)

・労使関係法

・労働契約・労働条件

 ①労働契約総論

 ②賃金体系と労働条件の変更

 ③労働時間・割増賃金等と健康上の安全配慮義務

・個別労働関係法制に関する専門知識

 ①退職、解雇、雇い止め等雇用修了の問題

 ②男女均等、セクハラ、パワハラ、非正規雇用の問題

・個別労働関係紛争解決制度

 

内容は、きちんと視聴したらすごくためになる内容ばかりですが、

生授業とは違ってDVD視聴は緊張感がなくてどうしても眠くなる・・・

 

あとDVDの収録日が結構どの科目も古くて(平成22年とか)、すでに改正されてる事項についてテキストは修正されているものの収録上では古いことを平気で言ってたりします。。

あと憲法の先生が極端な思想全開にしている部分があって面白かった。

一番印象的なのは、

「集合住宅のポストに政治ビラをポスティングするのは住居侵入になるから制限されている。これは表現の自由に反するのではないか」

というような内容をおっしゃってて、

憲法学者って一般市民と感覚が違うんだな・・・と思いました。

 

でも民法改正されたし今年の研修からはもしかしたら撮りなおしてる科目はあるかも・・・

 

しかし遠方の方をわざわざ大都市に集めて皆で見る意味あるんだろうか・・というのは常に思っていました・・・

見てるかどうかをチェックしないといけないから、PC配信にしろとは言わないが、

各支部にDVD配ってそこで見てもらえばいいんじゃ・・・

場所の問題や人員の問題もあるのでしょうが・・

 

そして中央発信講義の期間中、台風が何回も日本列島に上陸して各地で大変なことになっていましたが、皆さん大丈夫だったんでしょうか・・・

私の受けた地域は電車も止まらなかったし結果的には大丈夫だったのですが、運営さんからは前日も「気をつけてきてください」以外のアナウンスが何もなかったのでその件については結構不信感を持ちました・・・

一般的な研修だと「中止の場合は~の方法でお知らせします」的なアナウンスがあると思うのですが。。まあ中止したら振替が大変だから仕方ないのか。。

 

②グループ研修(18時間)

これはめちゃくちゃためになりました!!

グループには会社所属で人事の仕事をなさってる方や社労士バリバリの方、違う仕事をしているけど副業で社労士登録してる方などいろんな方がいらっしゃるのであらゆる立場の方の意見を聞けるのは本当に面白かったです。

時々脱線もしましたがそのときはグループリーダーの先生が軌道修正してくださいました。

18時間(3日間)の間で、

事例5問と、答弁書・申請書の検討と、倫理の検討をやらないといけないので相当時間は足りなかったと思いますが・・・時間内にできるよう捌いて下さったグループリーダーの先生は本当にすごい。尊敬します。

 

私はこのグループ研修が始まる前に

・グループの代表者になったらどうしよう。どうやってきめるの?

・グループディスカッション苦手なんだけどどうしよう

・平日集まることになったらむりなんだけどどうしよう

っていうことが心配でした。

 

グループの代表者については皆さんどうやって決められたんでしょうね・・・

立候補者がいたところもあったと聞きますが、

わが班は誰も立候補者がいなかったので、グループリーダーの特定社労士の先生が指名してくださいました。

あと、代表者以外に、「申請書・答弁書の取りまとめの人」を決めるようグループリーダーから指示がありました。

これも立候補者がいなかったら指名されたり代表者の隣の人がやることになったり・・・

 

あとグループディスカッションは割と和気藹々としているので変な意見を言っても怒られることはないし、黙っててもリーダーの先生が当ててくださったりするので大丈夫です。

 

また、平日集まることはありませんでしたが作業はしないといけませんでした。

答弁書や申請書の作成はさすがに時間内にはできないので、

皆が平日作業をして、

文明の利器、メールやラインを使ってやりとりし、完成まで持っていきました。

 

あと、いろんなブログ等で飲み会がいっぱいあって楽しかったといってる方もちらほらいらっしゃいますが

飲み会は公式には行われないし、グループの有志で開くものも基本自由参加だし、グループで行かないで社労士試験のときの受験仲間と行ってる人もいらっしゃいましたし、まっすぐ帰る人ももちろんいらっしゃいましたので飲み会が好きでない方も安心です。

私は飲み会は好きなんですが平日の睡眠時間が短かったので帰って寝たかったのと、

休日つぶれまくりな上のんだくれてるとさすがに家族に悪いので最終日だけにしときました。

 

③ゼミナール(15時間)

 これは本当に最高でした!!!!!!!!!!!!!

正直、中央発信講義のときは8万5千円とかボッタクリと思っていましたが、

グループ研修とこのゼミナールで完全に元は取ったと思います。むしろ安いかも。

労働問題を扱っておられる弁護士の先生の実務的な生の見解を教えていただける機会なんてそうそうないですし、

生授業で直接教えてもらえるので裏話なども聞けるしライブ感があり、特定社労士になった後の責任重大さと面白さが伝わってきました。

ゼミナールを一番最初にやってくれたらもっと勉強が進んだのになーと思わずにはいられない・・・

 

いろんな体験談のブログを見ると、

ゼミナールのときは弁護士の先生が受講生を当てまくって詰問したりする

とか、

受験本のまま答えたら怒られた

とか書いてあって、

めちゃくちゃビビリながら参加したのですが、

これは正直「先生による」としかいえません・・

でもそんなに怖い思いをした話は聞かなかったかも。

「楽しかった」「ためになった」という声が多かったです。

 

弁護士の先生は基本日替わりなので、1日目の先生が全然当ててこない人でも2日目は当てまくりってこともありますが、3日とも同じ先生だったクラスもあったそうです。

 

個人的には、当ててこない先生が好きでした。

当てられるのがイヤだっていうのももちろんありますが、

素人である我々受講生が答えに詰まってウーウー言ってるのを待つ時間があったら少しでも多く弁護士の先生の話を聞きたい。

 

 

上記のように、最終的には私にとってはいい経験でしたが、

やっぱり受講前にもっと予習をしとくべきだったなー